2012年9月11日火曜日

70年ショベルのクランクケース。

こちらSさんのショベル、クランクケース。

(タイトル見てやっと俺のか!! と思わせてしまった福岡のUさんご免なさい。。。)

まずは左右クランクケースの合わせ点検から。
左右のケースをフリーの状態で合わせてカタカタと合わせ面が動いてしまうのは駄目です。

ケース合わせ面の歪みでカタカタなってしまうのですがスタッドボルト挿入してナット締めつければ少々のガタくらいは大丈夫!

・・・ってそんなわけないので要注意。
ほとんどの場合はこちらの左側ケースが歪んでいます。


歪み修正して常盤の上で確認。
確認。。。

だいぶ苦労しましたが何とか左右合わせてカタカタならないぐらいまで修正できました。


ピニオンシャフトベアリングレース内径、現状のサイズ確認。

かなり微妙ですが何とか慎重に加工して001インチオーバーサイズのベアリングでいけそうです。




で、その前にカムベアリングを先に交換しておきます。

なぜこのタイミングでカムベアリングを交換・・・?

なんででしょうね?

まぁ、いろいろあります。
そんなこんなで左右合わせ完了したクランクケースを組んでピニオンベアリングのレース内面研磨の準備まで。

Yさんの60FLHのピニオンベアリングレース内径は・・・

ん~、かなり広いです。

かなり慎重に加工して。。。何とか002オーバーサイズのベアリングでいけるかどうか・・・。

もしくは無理せず安全策でレース入れ替え交換するか・・・検討中です。