2012年7月24日火曜日

77FXSの腰上リビルト

ここ1カ月くらいの間はいつの間にか夜型になってしまってましたが。。。
今週からは朝方に戻ります。

気合入れ過ぎて本日は4時起き、4時半から作業スタート。

しかし久しぶりの早起きで眠い眠い。。。

眠気覚ましにまず・・・

ヨイショーっと80FXWGのエンジンを作業台から下ろして車体に載せました。

・・・

朝一でコレはきつすぎた。。。


おかげですっかり目が覚めました。
 で、日曜までの続きを・・・と言いたいとこですがこちらの77FXSの腰上リビルトもかなり予定が遅れていたので今日終わらせて発送します。

まずはバルブガイドを加工。




バルブシート軽くだけカット修正してから擦り合わせ。

ヘッドガスケット面のD.MACって刻印。。。

ここ数年で輸入された車両によく見るのですが・・・誰?

しかもこの刻印あるショベルはほとんどツインプラグ仕様になってます・・・。
 突き出し測定。

1か所だけやたら突き出しオーバーでしたが・・・


 ヘッド加工、バルブ関係パーツ作業完了にて洗浄。

先日パーツ洗浄台のポンプが死亡したため急遽こちらの方で洗浄。

これはエンジン、ミッションパーツの仕上げ洗浄用で普段使ってる小型洗浄台なのでヘッドとかだと洗浄しにくいです・・・
 洗浄後バルブ関係組んでいきます。

こちら1か所だけ突き出しオーバーしてた部分。

ヘッドのバルブガイド座面が加工されてたためでしたのでロアカラーが乗る部分シム調整で突き出し量もOKです。

ここだけロアカラーがヘッドに当たってました。。。
 ヘッド完了後、ロッカー関係のリビルト。

まずはバラして点検、洗浄。
このタイプのロッカー目玉ボルトは嫌いです。。。

左が普通の状態。

真ん中、スタッド長すぎの状態。

右、スタッドが折れる(このタイプの、よく折れます)

特に注意が真ん中。

もしこのまま込めば・・・

ここのロッカーとシャフト焼けちゃいますね。
折れたスタッドボルトがロッカーシャフトから抜けません。。。

ドリルで穴開けて専用工具で。。。抜けません。

そういうときはネジ穴の山傷めないギリギリサイズのエンドミルで・・・

うまいこと除去できました。

鉄粉しっかり洗浄。
 ロッカーアームのサイドスラスト調整にシムは基本的に使いません。

写真のように擦り切れてバラバラなって・・・


 そんなこんなでヘッド完成。
 続いてシリンダーとピストン。

ピストンはほぼ新品状態でしたがピストンリングはギャップ広すぎたため交換。

で、リング加工してギャップ調整。

その後リングのバリ取り面研、洗浄して。。。


発送梱包に備えていつものようにラップの上でリングをピストンに組んで・・・
 そのまま組めるようにグルグル巻きで・・・

本日発送致しました。

今回はかなりお待たせしてしまってすみません・・・
しかしストローカーいうてもコレはすごいなー。

ここまでで丁度お昼になったので飯。

昼からは・・・

溜まってた事務仕事して眼科行ったり部品注文したり接客したりで。。。

終了。