2014年10月18日土曜日

フライホイールの重量配分。

当店ハイレベルなお店では無いので常にアナログな手法で
何かと試行錯誤の毎日です。

クランクの重量配分と言えばバランス取りのことではなく。。。

フライホイールの総重量に対する上下での重さの配分、
それに対するコンロッドの重さ、ピストンの重さ等を考慮して
バランス取りするときのウエイト重量をいくらにするか考えます。

ナックル~ショベルの純正クランクであればだいぶ理解出来てきましたが
今回のT&O製やS&S製のフライホイールはまだイマイチしっかり把握できていないのが正直なところです。

 T&O製とショベルの純正。

厚みは同じくらいでこちら側から見てるとほぼ同じような形状に見えます。
 でも裏側を見ると・・・(こちらはピニオン側ですが)

かなり形状が異なり上下の重量配分が大きく異なります。

だからこのT&O製のは純正と比べると下側が重くなる分このようにバランス取りの穴が多いのでしょうか?

もう少しよく考えてから作業にかかりますのでもうしばらくお待ちください。
こちらはS&S製ストローカークランク

ウエイトリング製作圧入して総重量を増やした上で・・・

ストローカー&ビックボアであるということを前提に極端にレスポンス良すぎて高回転まで一気に回り過ぎてしまうのと振動を抑えつつ

トルクは増したいみたいなノリで。。。

バランス取りに悩みます・・・





そんなこんなでエンジンの特性を大きく左右する元となるクランクの重量配分。
なかなか難しいです。